2016年 04月 07日
春休みはダブリンで : James Joyce
”アイルランド文学に興味があるなら、ぜひ行ってみるといいわよ、 ” と薦めて下さったのが、
"Sweny" という名前の薬局、、
薬局?? そこでは毎日午後1時から3時までジョイスの朗読会をやっているとか、、雰囲気を感じて来るだけでもいいか、、なんて気軽に訪れてみることに、、、それにしても、、なんで”薬局”で、、、?
特別に James Joyce のファン、というわけではないのですが、、、やはり興味津々!、、おしえていただいたとおり道を辿って、たどり着いたSweny,,
表にはちゃんと彼の写真が、、
15分ばかり遅れてしまったけど、入ってみるとすでに朗読会は始まっていて、主人とおぼしき方がさっと本を手渡してくださって、、”今ここ読んでます、、”と言わんばかりにページを開いて行を指差して、にっこり♪ そして”さあ、ここへどうぞ”とこれまた言わんばかりに椅子を指し示し手招きしてくれる、、なんだかよくわからないながら腰掛けて、、、朗読最中のページに目をやる、、彼の短編、、The Young Man in Dublin,,, だったかしら、、内容は地獄に落ちる、、その地獄の説明、どうしたら地獄に堕ちずにすむか、、魂の救済はあるか、、ああ、、わたしはこの手のテーマにはからっきし弱い、、でもじっと朗読に耳を傾ける、、模範朗読を聴く会、かと思いきや、単に普通のJoyce好きが集まって順番に朗読を楽しむ、といった感じ、、おじさん、おばさん、学生さん、、みんなそれぞれに好きなように、好きなだけ朗読する、、規則は無いようで、、なんかとっても気軽な感じ、、
当然私にも順番が廻ってきて、、1ページしっかり朗読し、、人前で英語の朗読するなんて何年ぶりだろう、、ってちょっと感慨にふける、
左手奥にいらっしゃるのがご主人、 とってもマイルドな方で”どなたでも大歓迎♪”といった雰囲気、
薬局,、と言えば薬局、、もう何年もこの会をなさってらっしゃるのか、、聞きそびれたけれど、、不思議な場所だ、、どんないきさつでこの会を始められたのか、、あれこれ伺ってくればよかった、、
片隅に飾られた、歴史を物語るこれらの写真、
薬局というより本屋さん、、?
紅茶とビスケットを出してくださって、、参加費は無料、、でも記念にポストカードを一枚買いました♪
ダブリン初日、 嬉しい経験、、なんだかこの街は不思議な興奮に満ちている、、
by fioletta | 2016-04-07 00:48